ふくしま地域活動団体サポートセンター

NPO強化による地域活性化事業「NPO活動推進事業」

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特定非営利活動法人はーぐる

あなたはひとりじゃない

特定非営利活動法人はーぐるは、妊娠や性に関することで悩む方を一人でもなくしたいという想いから2021年に設立されました。きっかけは代表理事小林さやかさんの不妊治療でした。

特定非営利活動法人
はーぐる

 治療を始めてから2年を過ぎ、特別養子縁組を視野に入れるようになった頃、乳児遺棄の現状を知り、生まれてきた命を粗末にする行為に憤りを感じたそうです。しかしそのような行為にも様々な背景があることを知り、小林さんの想いにも変化が生じました。劣悪な家庭環境やパートナー問題、産む・産まないが選べないなど、サポート体制が整っていないために最悪な結果に至っており「これは社会問題なのではないか?」と思うようになったそうです。全国に妊娠相談窓口はあるけれど、「SNSでもっと気軽に相談できればいいのではないか、そでなら自分にもできるかもしれない」そう思った小林さんは専門家の協力者を少しずつ増やし、活動を始めました。小林さん自身も、団体立ち上げを決めた直後から1年半学校に通い、昨年2月に社会福祉士の資格を取得しました。
 現在はーぐるでは、妊娠に関する相談窓口として24時間365日、匿名による相談をSNSで受け付けています。産婦人科医、助産師、保健師、看護師、社会福祉士など専門家の協力を得て、幅広い相談に対応しています。また性教育の出張講座も行っており、対象は4歳~大人まで、年齢に合わせた内容で実施しています。

 「妊娠23週目くらい、まだ一度も受診していない。一人は怖いから病院に付いてきてほしい」20代女性からの相談でした。彼女の場合、中絶期間を過ぎていたため、産むという選択しかなく、生まれてきた子は特別養子縁組のため児童相談所にお世話になりました。当初の想いである乳児遺棄を防ぐことになったこのケースは、今までの活動で1番励みになったと小林さんは言います。相談は日々様々ですが、途中で連絡が取れなくなってしまう、待ち合わせをしても現れない、そんなこともよくあるそうで、匿名で相談を受けている以上、その先はどうすることもできない”もどかしさ”も感じているそうです。
 「認知度が低いので、もっと多くの人に活動を知ってもらいたい。性教育の講座も増やしていきたいので、まだまだ数少ない講師の養成講座もやっていきたい」と今後の抱負を笑顔で語ってくれた小林さん。世界のスタンダードに追いついていない日本の性教育。子どもたちがインターネットや友達から間違った情報を得る前に、ぜひはーぐるに出張講座を依頼してみてはいかがでしょうか。

♦2024年3月15日発行ニュースレターより♦

特定非営利活動法人はーぐる
活動内容
妊娠に関わるすべての人の選択肢を広げることを第一の理念とし、予期せぬ、思いがけない妊娠、又は出産前後やむを得ない事由により子どもの養育が困難な親にしかるべき支援を行い、福祉の増進を図ることを目的とする。
活動分野
②社会教育
⑬子どもの健全育成
住所
〒960-8055
福島県福島市野田町5丁目10番27号
連絡先

E-mail:hearggle@gmail.com
HP:https://hearggle.wixsite.com/hearggle

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