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「共生社会」の実現を目指して
特定非営利活動法人シャロームは、1980年頃から任意団体として活動し、2001年にNPO法人格を取得した約40 年以上続く団体です。立ち上げのきっかけは、障がいを持つ方が街中へ出てきても、休める場所がないと気づいたことから。商店街と連携して、障がい者のための「お休み処」づくりを展開しました。
特定非営利活動法人
シャローム
その後2003年に福島市の委託を受け、「お休み処」に来ていた障がいを持つ方などが作る焼き立てのバンや全国の福祉施設の授産品を展示販売する「まちなか夢工房」をオープンしました。委託事業は2015年で終了しましたが、働く障がい当事者の熱意を受け一般社団法人シャローム福祉会へ移管し活動を継続しています。
また、事務所2階を会場に、2004年1月より毎月1回地域づくりのための教養講座を開催しており、多種多様な講師によるお話を聞くことができます。この講座の開催回数は 2022年11月現在で223回目を迎えました。
東日本大震災と原発事故以降に始まった福島と全国をつなぐ「ひまわりプロジェクト」では、2022年現在264団体、個人199名の計463の栽培協力者の元でひまわりを栽培し、絆づくりを行っています。全国で咲いたひまわりから収穫した種は福島に送られ、種から抽出した油は「ひまわり油『みんなの手』」になり、協力者の元へ届けられます。
11月19日(土)には今年度で第12回となる「ひまわり感謝祭」が開催され活動の報告が行われました。同時開催した第26回「共に生きる仲間たちのコンサート」では、プロジェクトに賛同する有志による演奏や詩の朗読などの発表があり、ひまわりを通じた全国とのつながりを実際に感じられる時間となりました。
「誰もが福島に住んでいて良かったと思えるまちになってもらいたいと思います。世の中に完全な人は一人もいない。助け助けられ老いていく。それを当たり前として次の世代に引き継がれていく世の中であることを願っています。その実現のために、今必要なことを実践していきたいと思います。」と、代表理事の大竹さんはおっしゃいます。
事務所1階のまちなか夢工房では購入金額の一部がルワンダの子どもたちへ給食を届けるための寄付になる食バン「夢詰麦(ゆめつむぎ)」や、ひまわり油「みんなの手」を使用した「みんなのせんべい」の販売などを行っています。ぜひ皆さんも、ひと休みがてら訪れてみてはいかがでしようか?
◆2023年1月10日発行ニュースレターより◆
- 活動内容
- 広く市民に対して、障がいの有無に関わりなく、「共生」をテーマに、社会福祉、まちづくり等の実践や政策提言に関する事業を行い、新しい共生社会の構築に寄与することを目的とする。
- 活動分野
- ①保健・医療・福祉
②社会教育
③まちづくり
⑥学術・文化・芸術・スポーツ
⑦環境保全
⑧災害救援
⑨地域安全
⑩人権・平和
⑪国際協力
⑫男女共同参画社会
⑬子どもの健全育成
⑯経済活動の活性化
⑲NPO等支援 - 住所
- 〒960−8035
福島県福島市本町5−31 ヨツヤビル3階 - 連絡先
E-mail:info@nposhalom.net
TEL:024-524-2230/024-567-5322
FAX:024-525-8285/024-567-5322
HP:http://www.nposhalom.net/