発足当初は、高齢者の買い物支援に取り組んでいました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、地域に様々な課題があることに気が付きました。そこで、地域住民が日頃不安に感じていることを相談できる場を提供し、食事を共にすることで住民同士が交流を図れるようになればと、地域食堂の開設に着手しました。

活動を始めた頃は、不定期に町の公民館を利用して無償でお弁当や食品の配布を行っていましたが、2021年１０ 月には、住民のご好意で子ども食堂の場所を提供していただき、定期的に開催できるようになりました。口コミが広がり、今では開催すると30分程度で用意したものが全て無くなってしまうほど。始めは、誰でも受け取れるようにしていましたが、子どもたちの分がなくなってしまうため、現在は子ども優先で食品を配布する「子ども食堂事業」として活動しています。

ふくしま子ども食堂ネットワークと連携し、企業などから寄付された食品や、赤い羽根共同募金「赤い羽根 子どもと家族の緊急支援 全国キャンペーン」、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ2021年第2回「むすびえこども食堂基金」の助成金で弁当配布や食料品を用意するなど、精力的に活動をしています。
今はコロナ禍ということもあり、配布のみを行っていますが、収束した際には年齢を問わず地域の方々が気軽に立ち寄り、みんなで食事ができる地域食堂にしていきたいと考えています。大変なことも多いけれど、子どもたちの笑顔を見られることが何より嬉しいです。」と代表の小玉さんは仰います。

NPO法人ふるどのでは、一緒に活動をしてくれる仲間を募集しています。ご興味のある方は、是非ご連絡ください。