南湖森林公園は、「人が集まり、再び来たくなるような里山」をめざし2010年10月23日に開園しました。
　場所は白河市の市街地中央に位置し、松平定信公が日本で初めて造ったと云われる「南湖公園」に隣接しています。20.4haの 広さを有し、市民に散策や南湖の展望を楽しんでもらえる憩いの公園、子どもたちに森林とのふれあいを通じて自然環境の重要性の理解を促進し、楽しく学べる公園を提供することを目的としています。
　主な事業内容は、南湖森林公園の「維持管理」です。12月～2月の冬期期間を除く3月～11月の9ヶ月間、毎日当番とし て配置される1名の当番者が主に施設の維持管理に従事しています。維持管理の基本姿勢は、安全第一、市民に喜ばれ る景観をモットーにしています。
　次に自主事業である「環境学習」では、小学校・児童施設等からの要望に応じて「自然観察の案内」や「木工工作教室」を実施し、年間約35件（約1,150名）の児童を指導しています。

　また、助成金事業として福島県森林ボランティア団体活動支援事業及び里山林整備事業の2件を実施しています。森林整備が順調に進むことで、森林公園を散策する多くの市民、特に女性の皆さんに「明るくなり安心して散策できる。」と好評を得ています。
　毎年同じ時期に行っているイベント事業では、公園内で 「オオハンゴンソウ駆除活動」と「花炭焼きと焼き芋と青竹ご はん」などを行っています。参加人数は例年約190名。写真 では参加者の子どもたちが奮闘している様子が伺えます。
　上記のように様々な活動を行っている南湖森林公園案内人の会。「活動メンバーの主体は、福島県もりの案内人養成講座受講修了者ですが、他に登山、子どもたちとのアウトドア活動等を積極的に行っている方々が多く在籍しています。しかし、残念ながら会員の高齢化が進んでいるのが現状のため、会員の増員、特に若い（定年前）方に参加してもらうことが課題となっています。」と副理事長の石川さんはおっしゃいます。
　南湖森林公園の美しい自然を守るため、是非皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。