一人ひとりが希望を持って羽ばたける場所を目指して！

特定非営利活動法人希来里は、就労継続支援B型及び生活介護事業を行っている、多機能型の事業所です。
法人の元となる団体が設立されたのは平成11年。当時の会津美里町（旧高田町・本郷町・新鶴村）には知的・身体障がい者の作業所となる授産施設が無く、福島県より設立の打診があり、『会津高田町心身障がい者手をつなぐ親の会』が中心となって関係機関や民生委員の協力を得て設立し、その後平成16年に法人格を取得しました。現在は就労継続支援B型21名・生活介護5名の合計26名が利用されています。

特定非営利活動法人
希来里

作業所で主に行っているのは、凍餅・あられ・えごま油・えごまドレッシング等の農産加工品づくりです。会津美里町商業集積施設美里蔵内にて販売店「福祉の店」を営んでおり、利用者の金銭感覚の習得、また地域の方々との交流や憩いの場として利用されています。地域の方々と利用者とが関われる場を設ける事で、障がい者の理解を深め地域福祉の原点になればとの思いがあります。
また昨年度、特定非営利活動法人難民を助ける会（AAR Japan）の助成によりトラクターを購入し、農業にも力を注いでいます。
『希来里』という名称は、障がい者一人ひとりが希望をもって作業に当たり、自立に向け羽ばたける場所と願いを込め【夜空に煌めく星】のようにと命名されました。

今後の目標は、就労継続支援B型では利用者の工賃向上を目指すことです。生活介護では、自分の好きな事や創作活動・運動等をマイペースで行い、さらにできる作業も提供し生活に張りをもっていただける場所となれるようにしていきます。また、ボランティア活動にも積極的に参加できる体制作りも行っていきます。
「希来里を利用されている方々が安心して過ごせる場を提供し、楽しく通えて笑い声がこだまするような事業所を目指したいと思っています。また、障がい者が生まれ育った場所でその障がいに左右されること無く、人として生活できる世の中が構築されることを望みます」と、施設長の木村さんは仰いました。

◆2021年8月2日発行ニュースレターより◆

活動内容

会津高田町及びその周辺の障害者、その家族の人たちに対して、地域生活をするために必要な支援事業を行い、地域福祉の発展に寄与することを目的とする。

活動分野

①保健・医療・福祉
②社会教育
③まちづくり
⑩人権・平和
⑪国際協力
⑫男女共同参画社会
⑬子どもの健全育成
⑰職業能力開発・雇用拡充
⑲ＮＰＯ等支援

住所

〒969-6214
福島県大沼郡会津美里町冨川字冨岡167番地 共同作業所希来里

連絡先

TEL：0242-54-6689
FAX：0242-54-6681