ふくしま地域活動団体サポートセンター

NPO強化による地域活性化事業「NPO活動推進事業」

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非営利団体 KAKECOMI

誰も置き去りにしない社会を目指して!

2015年から活動を開始した非営利団体KAKECOMIは、代表の鴻巣麻里香さんと、一人親や障がいのある子どもを持つ親など、社会的に孤立してしまうリスクを抱えている当事者たちが主体となって活動し、誰もが支え合うセーフティネットのある社会づくりを目指している団体です。

非営利団体
KAKECOMI

活動の軸になっているのは、まかないこども食堂「たべまな」※の運営です。「たべまな」は、様々な理由で生きづらさを抱えた子どもや、その親御さんのための場です。子どもは自分ができるお手伝いをすることにより無料で、大人はカンパ(任意の額)等で食事をすることができます。誰もが利用できる「たべまな」では、ただ一緒に食事をするだけでなく、高校生が先生となって下の子に勉強を教えたり年齢差に拘らず一緒に遊んだり、家とも学校とも異なる安心できる居場所になっています。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、以前は鴻巣さんと「たべまな」に来ている子どもたちと親御さんなどで手分けして作っていた食事は、今はスタッフ3人程で調理をしています。

食事を提供する場所として、以前から衛生対策はしっかりしていたので、その延長で大人も子どもも手洗い・マスクの着用を徹底し、必ず来所前に検温をしています。また、感染症の不安から家を出られないご家族のために、食事のデリバリーや見回りなどの訪問相談も行っています。
自粛期間中も、「たべまな」は通常通りオープンしていました。
「子どもたちが駆けこめる場所の確保と、休校になることで給食がなくなり、負担が増えた親御さんを少しでもサポートできたら、と思い開所し続けました。現在は自粛が解除になり、学校も再開しましたが、今回の休校により子どもたちにかかるストレスは未知数です。子どもの自死率は、夏休み明けに上昇します。今はまさに同じ状況だと思いますので、注意が必要です。」と、鴻巣さんは言います。
子どもたちの置かれている環境により必要とされる支援が異なる中、自分達ができる事は何か、鴻巣さんは考え、行動し続けています。
※毎週平日の月曜午後3時~8時オープン

◆2020年8月3日発行ニュースレターより◆

非営利団体 KAKECOMI
活動内容
①子ども・親子の第三の居場所事業(まかないこども食堂たべまな)
②貧困や暴力から抜け出したい女性と親子のシェアハウス事業(セーフティシェアハウス)
③ソーシャルワーカーによる相談支援事業(かけこみ相談室)
住所
〒961-0856
福島県白河市新白河2-24
連絡先

TEL:0248-21-7912(​※電話でのお問い合わせ対応時間は祝日を除く月曜日15時〜20時)
E-mail:info@kakecomi.org
団体HP:https://www.kakecomi.org/

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