団体の主な活動は、サーチドッグを活用した災害時・平時の行方不明者の捜索と、サーチドッグの訓練、育成、認定 です。サーチドッグふくしまでは今現在9頭の認定犬と１頭の訓練犬の計10頭とともに、小規模訓練を週に1回、大規模訓練を2か月に1回行っています。消防隊やレスキュー隊と合同での訓練を行うこともあります。

　サーチドッグの役割は、捜索活動だけではありません。東日本大震災でも、サーチ ドッグは捜索活動のみに留まらず、避難所にいる被災者の心を癒しました。
　サーチドッグ活動家の皆さんは、東日本大震災やそれ以 前の様々な大規模災害の現場で実際にサーチドッグと共に 行方不明者の捜索活動を行ってきました。理事長の西坂さんは「本当は、災害が起きず私たちの活動が行われないことが最も喜ばしいことではあるのですが、活動する中で一番嬉しいことは現場で生存者を発見できた時。その次にご遺体であっても発見できた時です。ご家族の元に帰ることができるのは、双方ともに安心出来ることですから。」とおっしゃいます。

　今後は、サーチドッグについてより一層社会的認知を広めるため、県や市、警察や消防との連携を深め、サーチドッ グがいち早く捜索現場に入れるような環境を作っていくこと を目標にしています。また、サーチドッグふくしまでは、建物の 解体現場での捜索や山での遭難を想定した訓練等を行うための場所の提供、山岳遭難者の捜索訓練における遭難者役をしてくださる方など、ともに活動していただけるメンバーや、支援いただける賛助会員も募っています。ご協力いただける方は、ぜひサーチドッグふくしままでご連絡をお願いします。