ふくしま地域活動団体サポートセンター

NPO強化による地域活性化事業「NPO活動推進事業」

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定非営利活動法人みんなのひろば

みんなの笑顔が広がる場!

特定非営利活動法人みんなのひろばは、代表である齋藤大介さんの「児童福祉のスキルを活かしたい」、「不登校児童生徒増加への懸念」、そして「伊達市に秘密基地を作りたい」という思いにより2004年に設立されました。”先生と生徒”という関係性ではなく、児童福祉に携わってきた人間ならではの”いつでも側にいるよ”という子どもに寄り添う支援スタイルを大切に、仲間とともにフリースクールを作り上げました。

特定非営利活動法人
みんなのひろば

 現在、フリースクール「みんなのひろば」の他に、高校卒業資格が取得できる「みんなのひろば高等部」、障がいのあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが利用できる「放課後等ディサービスほーかごひろば」や、障がいのある人が共同生活を営む住居「グレープホームりんごの木」を展開しています。
 設立からがむしやらに走り続けてきた中、2011年の東日本大震災で被災した際にはフリースクールをやめることも考えたそうです。しかし、フリースクールに通う子どもたちの「ひろばがなくなったら、ぼくたちの居場所がなくなる」という声や、保護者らのSNSでの呼びかけによる寄付など多くの人たちからのサポートを受け、震災から2か月後にはフリースクールを復活させました。
 当時、寄付はアメリカなど世界各地からあり、国内では青森県の子どもから「自分のお小遣いを役立ててほしい」と500円が送られてきたことも。多くの人たちの思い、何よりフリースクールに通う子どもたちの思いを受け、「必ず復活させなければいけない」と齋藤さんは自分を奮い立たせました。

 子どもたちにとって、フリースクールは通過地点。「心の準備をして、次に向けてゆっくり考えていく場所だよ」と伝えているそうで、"行かなければいけない場所"にならないよう気をつけているといい、保護者とも真剣に向き合い、信頼関係をつくっています。また、みんなのひろばでは送迎もしており、玄関先や車中での会話を大切にしています。
 最近では、初期に通っていた子どもたちが福祉の道に進み、ボランティアとして来てくれるそうで、次世代への支援につながっていることに嬉しさを感じています。
 「今後は、障がい者が働く場所や高等部事業の拠点を増やしていきたい」と語る齋藤さん。みんなのひろばは、これからも"子どもたちの安心できる場所"を提供していきます。

※みんなのひろばは県内唯一の公的出席扱いのフリースクール(伊達市在住者に限る)

◆2023年3月6日発行ニュースレターより◆

定非営利活動法人みんなのひろば
活動内容
フリースクールの運営を中心に、自然体験・ものつくり・職業体験などさまざまな活動を通して、主に学校に行っていない子どもとその保護者を支援する。また、地域の方々のネットワークづくり・交流の機会を増進し、大人と子どもが真剣に向き合い、共に学び、共に遊べる、思いやりのある社会づくりに寄与することを目的とする。
活動分野
①保健・医療・福祉
②社会教育
⑥学術・文化・芸術・スポーツ
⑩人権・平和
⑬子どもの健全育成
⑲NPO等支援
住所
〒960-0684
福島県伊達市保原町大字上保原字向台1番地の67
連絡先

TEL:024-575-0157 FAX:024-573-5223

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